愛しい者への償い

2003年5月26日
ミツと別れた後、婚約者Y宅へ足を向けた。
面倒くさかった。
会いたくもなかった。
こんなに汚れた体を婚約者Yには見せたくもないし、触られたくもなかった。

婚約者Yに会って、罪悪感を感じたくなかった。
自分の犯した罪を認めたくなかった。
償い切れない罪を私は犯しているのだから。
罪悪感を感じたところで、それは意味のないもの。
だから私は逃げたかった。

悪い予感ていうのは当たるものが多い。
婚約者Yと食事をしながら他愛もない会話をしていた。
婚約者Yがふと見せた笑顔に、私は泣いてしまった。
トイレにかけこんで、必死に涙を止めた。
席に戻ると、彼Yは「最近おかしいな」と言った。
彼は、なんとなくではあるが、やっぱり少し気付いている。

気付かせたら、このゲームは終わる。
ゲームに疲れた私でも、終えたら終えたで、また寂しくなるんだろう。
永遠に続くゲームなんだろうか。
いっそ何もかも終らせてしまいたい。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索