体が覚えた快感

2003年5月30日
夕方ミツが駅までバイクで送ってくれた。
後部席にまたがってスカートに皺を作り、セットした髪はメットで潰された。
それでもバイト前のバイク乗りは、風が心地よくてバイトに気合が入るようだった。
同伴のお客様と待ち合わせした場所を避け、近くにバイクを停めて、少し話して別れた。

バイトが終って、メールを確認した。
もう既に酔っ払っていた私は、ミツの言葉にまた甘えてしまった。
ミツが迎えに来るという。
近くのバーでミツを待った。
そこには、バイト先の先輩やら後輩やら顔見知りがたくさんいた。
酔って気が大きくなっていた私は、みんなの前でミツに迎えに来てもらいミツとバーを出た。
きっと、またバイト先ではある事ない事噂になるに違いない。
女という生き物はいつの時代も、噂好きである。
面倒くさい女付き合い。
だから私は女が嫌い。

それでも過去に一度だけ、女性を好きになった経験がある。
ただ単に恋愛した感情に似ていただけなのかもしれない。
愛した事はないし、彼女に愛される事もなかった。
それっきり、女性を好きになる事はない。
むしろ女性は苦手だ。
しかし満員電車の中、横も前も後ろも男性もに囲まれると発作が起きる。
吐き気と震えと、意識は朦朧としてくる。
こう考えると、結局は人間そのものが嫌いなんだろうと思う。
性別関係なく。

ミツの家に着いて、私は着ていた洋服をすぐに脱ぎ始めた。
やるべき事を終えて、さっさと寝たかったから。
それでもやっぱりミツのセックスはとてもいい。
少し火照った顔と、細めの腕に抱かれながら、多少の汗を掻いて頑張っている姿に愛を感じた。
ずっとこのまま繋がっていたいとも思った。
そして私は2度イッた。
恥かしい話だが、お酒で酔った時にイク事自体、私には滅多にない事なのに、それこそ毎回のように2度もイっている。
それに前戯なんかはほとんどしていない。
そんなに濡れていないところに、痛くないようにミツが挿入する。
やっぱり遊び慣れているのかな…そう思うと少し妬ける。

体が覚えた快感は忘れられず、またミツに抱かれに会いに行くのかもしれない。
もう二人っきりでは会わないって決めていたのに。
頭ではわかっていても体が反応してしまう。

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