血だらけの酬い@1周年記念日
2003年6月14日この日は、婚約者Yとの1周年記念日だった。
婚約者Y宅でお祝いをする約束をしていたが、私は生理二日目という事で具合が悪くてキャンセルした。
申し訳ないという気持ちはあったが、ミツと会う事にした。
ミツはいつも車送り迎えをしてくれるし、自宅が近い。
それに比べ、婚約者Yは車の運転免許取り消しで家は遠いし、京浜急行線はいつも混んでいる。
ただそれだけの理由でミツに会う事を選んだ。
いつもつるんでいる美男子系後輩君を誘って3人で、飲み屋を3件ハシゴした。
ミツ宅へ着いたのは朝6時を回っていた。
私は一人でビデオを見ながら、まだ缶ビールを片手にしていた。
そこからは、ほとんど記憶がない。
私は、『私』の行動をただ呆然と眺めていた。
刃物を探していた。
ナイフのような刃物は見つからず、あいにくハサミしかなかった。
ハサミを開きナイフのように握り、手首を勢い良く斬りつけた。
思ったように上手く切れなかった。
ハサミを持ち替え、今度は先端の尖った部分を手首に刺した。
この方法も駄目だった。
血液が綺麗に流れない事に腹を立てた『私』は何度も何度も勢い良く斬りつけていた。
次第に私は気を失っていた。
(つづく)
婚約者Y宅でお祝いをする約束をしていたが、私は生理二日目という事で具合が悪くてキャンセルした。
申し訳ないという気持ちはあったが、ミツと会う事にした。
ミツはいつも車送り迎えをしてくれるし、自宅が近い。
それに比べ、婚約者Yは車の運転免許取り消しで家は遠いし、京浜急行線はいつも混んでいる。
ただそれだけの理由でミツに会う事を選んだ。
いつもつるんでいる美男子系後輩君を誘って3人で、飲み屋を3件ハシゴした。
ミツ宅へ着いたのは朝6時を回っていた。
私は一人でビデオを見ながら、まだ缶ビールを片手にしていた。
そこからは、ほとんど記憶がない。
私は、『私』の行動をただ呆然と眺めていた。
刃物を探していた。
ナイフのような刃物は見つからず、あいにくハサミしかなかった。
ハサミを開きナイフのように握り、手首を勢い良く斬りつけた。
思ったように上手く切れなかった。
ハサミを持ち替え、今度は先端の尖った部分を手首に刺した。
この方法も駄目だった。
血液が綺麗に流れない事に腹を立てた『私』は何度も何度も勢い良く斬りつけていた。
次第に私は気を失っていた。
(つづく)
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