仮想恋愛

2003年7月2日
近所の個人病院へと足を向けた。
そこには年老いた看護婦とやる気のなさそうな還暦手前のお爺さんがいた。
診察は何を聞くわけでもなく、消毒をしただけでほんの数分で終わった。
薬も出されなかった。

夜は不動産へ仕事仲間の大さんと行き、契約はスムーズに終わった。
そして夕飯をご馳走になってから、ミツに迎えに来てもらったが、泊まる事はなかった。
また罪悪感の塊が押し寄せていた。
何度も何度も元婚約者Yに会いに行こうと思っていた。
そして、まだ元婚約者Yとメールのやり取りを行っていた。
以前、世間で流行っていたメールでの仮想恋愛のようなモノだ。
「本当に愛していた」、「まだ忘れられない」、「ずっと好きでいる」、「Y以上に好きな人はできない」だとか…全て私の言葉。
元婚約者Yも同じような内容のメールを何度も送り返してきた。
でも最後には「過去を許せそうにない」と。
私はその言葉でホッとしていた。
ミツを裏切らなくて済む。

罪悪感に押し潰され、私はまた自殺未遂をするのかもしれない。
だけど、次の失敗は許されない。
ミツさえも失う事になるだろうから。

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