自分を押し殺して。見失って。
2003年8月29日結局断れずに、ミツの両親の仕事をバイトとして手伝うことになった。
初日はミツがお休みの日だった。
私が仕事を手伝っている間ミツは、自分の趣味の車改造のため何時間も車の部品をいじっていた。
時間がたつにつれ、細かい作業とミツの勝手な行動に苛立ってきた。
『そんなに親を助けたいなら、ミツが手伝えばいい』
と、そんな愚痴ばかりを回想していた。
7時間の労働を終え、またしてもミツの両親と共に食事に出掛けた。
人間付き合いが苦手な私は気疲れして食欲がなかったが、ビールと日本酒を飲んで少し陽気になったフリをした。
ミツの父親は、私の元同僚(A子)の話をし始めた。
「最近、A子ちゃんは元気か?」
なんて、何十回聞かれたことか。
「A子ちゃんは本当いい子だったよな」
それも何十回も聞きました。
「お前のこと、本当いい子だって言ってたんだけど、逆に…」
逆になんでしょう…
ミツの父は言葉を止めた。
「い、いやー、本当あの子はいい子だったなー」
と、言い直した。
彼は、一度会って少し話をしただけで、A子のいったい何を知っているつもりなのだろう。
ただ『彼の好みの女だった』だけなのだろう。
A子は、私よりも10歳上の大人の女性。
人当たりがよく、誰にでもすぐに好かれる。
だけど、利用価値のない人間は切っていく。
捨てられた人間だけがわかる。
またミツの父は、子に対して妙なことを言っていた。
子が、ミツ家の飼っている犬(H)に「Hちゃんのエサはあっちにあるよ。」と言った。
ミツの父は急に…
「○○たん(子)のエサはここだよ」と言った。
子は、不思議な顔して無言でいた。
ミツの父は、その言葉を何度か繰り返した後、
「Hちゃんのゴハンは、エサって言わないでゴハンて言ってあげてね」と言った。
私はその会話を少し離れた場所で聞いていた。
他に違う教え方があるだろうと思った。
だって、子は間違っていない。
ミツの母親は、ミツにとても気を使う。
私には理解できない。
お客さん(ミツの友達)がいても、お客さんよりミツに気を使っている。
お客さんがいる夕食時も
母「ミツ、おかわりは?」
ミツ「いらない」
他人へは聞かない。。。
以前、ミツの後輩君と私が二人きりで話をしたときに、後輩が言っていた。
『○○家(ミツの家)にいても、居場所がないからあまり長居したくない。』
そういう事だろう。
気付いていないのは、本人達だけ。
ミツは、母親にとても気を使う。
ミツの母が、自分のお皿から私の子の大好物の貝類を取り分けてくれた。
子は喜んでいた。
ミツは急に「もういいよ。自分で食べなよ。」と母に言った。
母は黙って手を止めた。
私も子も黙り込んでしまった。
どういう意味があったのだろう。。。
ミツはいつも、私と子より先に両親に気を使う。
外食をするときも、先に両親に何が食べたいか聞く。
両親が答えた後、私と子に質問する。
当然「なんでもいいよ」と笑顔で答えるしかない。
私は小さなことを気にしすぎなんだろうか。
一人一人接する分には、とてもいい人たちだと思っている。
だけど、ミツの家族に入ってうまくやっていく自信はもうない。
結婚も考えられない。
ミツの家族といると、私と子は他人で入れない空間があって居場所もなくて、ドラマみたいな家族ごっこを見せ付けられてるような気がしてならない。
子にも影響があるんじゃないかと。
ついこの間、子が言った。
『○○たんにはパパはいないんだよ』
私は、軽はずみな言葉を口にした。
「ミツにパパになってもらうのはどうかな?」
『ミツはパパになっちゃダメなんだって、お祖母ちゃんが言ってた。』
私は頭がオカシクなりそうだ。
性格が悪いのも自覚している。
このまま自分を押し殺して、子を犠牲にして、自分を見失って自殺願望に苦しむ日々が目に見えてる。
生きてる意味がわからない。
初日はミツがお休みの日だった。
私が仕事を手伝っている間ミツは、自分の趣味の車改造のため何時間も車の部品をいじっていた。
時間がたつにつれ、細かい作業とミツの勝手な行動に苛立ってきた。
『そんなに親を助けたいなら、ミツが手伝えばいい』
と、そんな愚痴ばかりを回想していた。
7時間の労働を終え、またしてもミツの両親と共に食事に出掛けた。
人間付き合いが苦手な私は気疲れして食欲がなかったが、ビールと日本酒を飲んで少し陽気になったフリをした。
ミツの父親は、私の元同僚(A子)の話をし始めた。
「最近、A子ちゃんは元気か?」
なんて、何十回聞かれたことか。
「A子ちゃんは本当いい子だったよな」
それも何十回も聞きました。
「お前のこと、本当いい子だって言ってたんだけど、逆に…」
逆になんでしょう…
ミツの父は言葉を止めた。
「い、いやー、本当あの子はいい子だったなー」
と、言い直した。
彼は、一度会って少し話をしただけで、A子のいったい何を知っているつもりなのだろう。
ただ『彼の好みの女だった』だけなのだろう。
A子は、私よりも10歳上の大人の女性。
人当たりがよく、誰にでもすぐに好かれる。
だけど、利用価値のない人間は切っていく。
捨てられた人間だけがわかる。
またミツの父は、子に対して妙なことを言っていた。
子が、ミツ家の飼っている犬(H)に「Hちゃんのエサはあっちにあるよ。」と言った。
ミツの父は急に…
「○○たん(子)のエサはここだよ」と言った。
子は、不思議な顔して無言でいた。
ミツの父は、その言葉を何度か繰り返した後、
「Hちゃんのゴハンは、エサって言わないでゴハンて言ってあげてね」と言った。
私はその会話を少し離れた場所で聞いていた。
他に違う教え方があるだろうと思った。
だって、子は間違っていない。
ミツの母親は、ミツにとても気を使う。
私には理解できない。
お客さん(ミツの友達)がいても、お客さんよりミツに気を使っている。
お客さんがいる夕食時も
母「ミツ、おかわりは?」
ミツ「いらない」
他人へは聞かない。。。
以前、ミツの後輩君と私が二人きりで話をしたときに、後輩が言っていた。
『○○家(ミツの家)にいても、居場所がないからあまり長居したくない。』
そういう事だろう。
気付いていないのは、本人達だけ。
ミツは、母親にとても気を使う。
ミツの母が、自分のお皿から私の子の大好物の貝類を取り分けてくれた。
子は喜んでいた。
ミツは急に「もういいよ。自分で食べなよ。」と母に言った。
母は黙って手を止めた。
私も子も黙り込んでしまった。
どういう意味があったのだろう。。。
ミツはいつも、私と子より先に両親に気を使う。
外食をするときも、先に両親に何が食べたいか聞く。
両親が答えた後、私と子に質問する。
当然「なんでもいいよ」と笑顔で答えるしかない。
私は小さなことを気にしすぎなんだろうか。
一人一人接する分には、とてもいい人たちだと思っている。
だけど、ミツの家族に入ってうまくやっていく自信はもうない。
結婚も考えられない。
ミツの家族といると、私と子は他人で入れない空間があって居場所もなくて、ドラマみたいな家族ごっこを見せ付けられてるような気がしてならない。
子にも影響があるんじゃないかと。
ついこの間、子が言った。
『○○たんにはパパはいないんだよ』
私は、軽はずみな言葉を口にした。
「ミツにパパになってもらうのはどうかな?」
『ミツはパパになっちゃダメなんだって、お祖母ちゃんが言ってた。』
私は頭がオカシクなりそうだ。
性格が悪いのも自覚している。
このまま自分を押し殺して、子を犠牲にして、自分を見失って自殺願望に苦しむ日々が目に見えてる。
生きてる意味がわからない。
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