面倒くさい女と称される私の気持ち。
2004年2月15日―2月13日(金)―
彼が出張先から帰ってきた。
彼はいつものように笑っていた。
私は少し人見知りをしていたが、何事もなかったように笑った。
二人で居酒屋に夕飯を食べに行った。
最初、彼は気を使っているのか、とても優しく話はじめた。
ビール3杯目を飲み始めたところで、彼は急変した。
ブラックメールの話をはじめたのだ。
彼の口癖は【面倒くせぇなー】。
今回の1件で何度もその口癖を聞かされた。
それでも、そのブラックメールの件に関しては、彼も多少楽しんでいたようだったので、怒っている様子はなかった。
彼が今回説教たらしくなった理由は、私の酒乱についてがお題となった。
居酒屋に計4時間したが、3時間は説教を聞いていた。
私はブラックメールの件での罪悪感もあり、素直に聞く耳を持った振りを続けていた。
彼はというと、【でも、今日の海月はシオラシイから、まだ可愛い】と言っていたが説教は延々と続いたのであった。
自宅の駐車場に着いてから、彼の怒りを治めようと私は酔っ払って淫乱の振りをした。
彼もそれにノッてきて私に命令口調で色々なエッチなモノを要求してきたので、従順に従った。
それから自宅に上がって再びセックスを始めた。
セックスが終わると彼も私もすぐに寝付いた。
時間は朝の4時だった。
―2月14日(土)―
私の目覚ましは朝8時に鳴った。
一度、実家に戻らなければならない用事があったのだ。
彼もうとうとと目を覚ました。
私が眠くてまだ布団を出られずにだらだらとしている所を、後ろから抱かれた。
用が済むと彼はまた眠った。
そして私は実家へと向かった。
彼から【起きた】というメールがきたのは午後1時過ぎだった。
私の学校が終わって迎えに来た。
彼の両親と私の子も連れて夕飯にでかけた。
その後ドライブに行く予定があったのだが、飲んでいたのでキャンセルになった。
自宅に帰ると2時間じゃれあってから、彼の腕の中で眠った。
久しぶりに腹をかかえて笑う事ができた。
―今日―
今朝、目覚めたのは8時だった。
『今日は気持ちいい程の晴れだ。』
湘南までドライブに出かける事にした。
日曜日という事もあってカナリ道は混んでいた。
海にはサーファー等がたくさん浮いていた。
あんな人だらけじゃ波に乗る事は不可能だろうと思うほどだった。
4時間程してから自宅に着いて洗車した。
彼が出張先に出向くまでまだ少し時間がある。
部屋に上がり、私はパソコンで車に貼るステッカーのデザインを考えていた。
彼は暇そうにしていた。
その内、彼が【忘れないように、また俺のモノをしゃぶっとく?】と可愛らしく言って見せたので、仕方なく彼のモノを口に含み気持ちよくしてあげた。
次第に私もその気になり、セックスを始めた。
刻々と時間が迫ってきている事に、また彼と離れる寂しさを感じていた。
そして、時間がきた。
私の通っている学校まで彼が車で送ってくれた。
胸が締め付けられそうな感覚に陥っていた。
そんな感情を彼に隠すように笑顔で彼を見送った。
だが、学校での出来事が欝になっている私に更に襲いかかった。
学校側の手違いでの問題で私は時間を無駄にする事になった。
今思うと、それはとても小さな問題であるが、その時の私の精神状態では耐えられないような屈辱で、何もかもが嫌に思えた。
平常心を取り戻す間もなく、彼に電話をかけていた。
彼にも【もっとシッカリしろ。】と彼突き放されて、私は更に落ちていった。
彼と電話を切って、私はここ最近あった嫌な出来事を回想していた。
私の人生には波がある。
悪い事が起きる時には、決まって何度も重ね重ね悪い事が起きる。
悪い事が起きるサイクルの時期には、私は鬱が続いて常に放心状態の(ぼーっとしている)ように見えるらしい。
私自身、失敗が重なってしまう事も自覚はできている。
そして1時間後、彼からの電話が鳴った。
彼は心配してくれていたらしい。
【さっきは、しょげているところ、追い討ちをかけるように強い口調でごめんね】と彼は言った。
嬉しかった。
だが、彼の事は未だ信用できているわけではない。
信用する必要もないのかもしれないが…。
先ほど、洗車をしている時、私は自宅の前に駐車してある彼の車の写真を撮ろうしたが、携帯電話を2階で充電している事に気づいたので、彼の携帯を借りる事にした。
だが彼は一瞬だけ私に携帯を貸してくれたものの、【俺が撮ってやる】と言い私から携帯を取り上げた。
それから彼は何枚もの写真を撮り続け、私に携帯を渡す事を拒んでいたかのように見えた。
思い返してみれば、この2日間彼は携帯をずっと洋服のポケットの中にしまいこんでいた。
いつもなら、毎晩寝る前の充電を欠かさずにするのに。
それに昨晩は、彼の腕の内側の柔らかい肌の部分が好きな私が、そこにキスをしていると、彼は神経質そうに嫌がった。
【くすぐったい】とも言っていたが。
きっとキスマークを付けられるのを拒んでいるのだと思って、今朝は試しに首にキスをしてみた。
やはりまた逃げた。
【見える所は嫌だっていつも言ってるだろう】と。
私は自分が馬鹿馬鹿しく思えた。
そういう些細な反応をいちいち気にしてしまう。
以前との些細な違いにも気付きたくないのに、いつも簡単に気付いてしまう。
彼の気持ちが離れていない事は判っている。
だが彼はきっと遊びたい盛りなんだと思う。
いや、一生そうに違いない。
そして私は一生悩み続けるのかと思うと、また胸の奥が締め付けられるような苦しさに襲われる。
彼にもこの苦しみを感じさせてあげたい。
―慣れてしまえばいい事だ―
付き合い当初よりは慣れているだろう。
しかし、彼は外見からするとそんなにモテるとも思わないが誰にでも優しく接する事で相手を勘違いさせ、お互い意識するようになり、そういった不適切な関係が生まれる可能性は充分にあると感じる。
私は、これからも続く第2のブラックメールで様子を見るとしよう。
今度はヘマをしないように慎重に。
彼を陥れるのではなく、優しい気持ちで見守っていこう。
彼が出張先から帰ってきた。
彼はいつものように笑っていた。
私は少し人見知りをしていたが、何事もなかったように笑った。
二人で居酒屋に夕飯を食べに行った。
最初、彼は気を使っているのか、とても優しく話はじめた。
ビール3杯目を飲み始めたところで、彼は急変した。
ブラックメールの話をはじめたのだ。
彼の口癖は【面倒くせぇなー】。
今回の1件で何度もその口癖を聞かされた。
それでも、そのブラックメールの件に関しては、彼も多少楽しんでいたようだったので、怒っている様子はなかった。
彼が今回説教たらしくなった理由は、私の酒乱についてがお題となった。
居酒屋に計4時間したが、3時間は説教を聞いていた。
私はブラックメールの件での罪悪感もあり、素直に聞く耳を持った振りを続けていた。
彼はというと、【でも、今日の海月はシオラシイから、まだ可愛い】と言っていたが説教は延々と続いたのであった。
自宅の駐車場に着いてから、彼の怒りを治めようと私は酔っ払って淫乱の振りをした。
彼もそれにノッてきて私に命令口調で色々なエッチなモノを要求してきたので、従順に従った。
それから自宅に上がって再びセックスを始めた。
セックスが終わると彼も私もすぐに寝付いた。
時間は朝の4時だった。
―2月14日(土)―
私の目覚ましは朝8時に鳴った。
一度、実家に戻らなければならない用事があったのだ。
彼もうとうとと目を覚ました。
私が眠くてまだ布団を出られずにだらだらとしている所を、後ろから抱かれた。
用が済むと彼はまた眠った。
そして私は実家へと向かった。
彼から【起きた】というメールがきたのは午後1時過ぎだった。
私の学校が終わって迎えに来た。
彼の両親と私の子も連れて夕飯にでかけた。
その後ドライブに行く予定があったのだが、飲んでいたのでキャンセルになった。
自宅に帰ると2時間じゃれあってから、彼の腕の中で眠った。
久しぶりに腹をかかえて笑う事ができた。
―今日―
今朝、目覚めたのは8時だった。
『今日は気持ちいい程の晴れだ。』
湘南までドライブに出かける事にした。
日曜日という事もあってカナリ道は混んでいた。
海にはサーファー等がたくさん浮いていた。
あんな人だらけじゃ波に乗る事は不可能だろうと思うほどだった。
4時間程してから自宅に着いて洗車した。
彼が出張先に出向くまでまだ少し時間がある。
部屋に上がり、私はパソコンで車に貼るステッカーのデザインを考えていた。
彼は暇そうにしていた。
その内、彼が【忘れないように、また俺のモノをしゃぶっとく?】と可愛らしく言って見せたので、仕方なく彼のモノを口に含み気持ちよくしてあげた。
次第に私もその気になり、セックスを始めた。
刻々と時間が迫ってきている事に、また彼と離れる寂しさを感じていた。
そして、時間がきた。
私の通っている学校まで彼が車で送ってくれた。
胸が締め付けられそうな感覚に陥っていた。
そんな感情を彼に隠すように笑顔で彼を見送った。
だが、学校での出来事が欝になっている私に更に襲いかかった。
学校側の手違いでの問題で私は時間を無駄にする事になった。
今思うと、それはとても小さな問題であるが、その時の私の精神状態では耐えられないような屈辱で、何もかもが嫌に思えた。
平常心を取り戻す間もなく、彼に電話をかけていた。
彼にも【もっとシッカリしろ。】と彼突き放されて、私は更に落ちていった。
彼と電話を切って、私はここ最近あった嫌な出来事を回想していた。
私の人生には波がある。
悪い事が起きる時には、決まって何度も重ね重ね悪い事が起きる。
悪い事が起きるサイクルの時期には、私は鬱が続いて常に放心状態の(ぼーっとしている)ように見えるらしい。
私自身、失敗が重なってしまう事も自覚はできている。
そして1時間後、彼からの電話が鳴った。
彼は心配してくれていたらしい。
【さっきは、しょげているところ、追い討ちをかけるように強い口調でごめんね】と彼は言った。
嬉しかった。
だが、彼の事は未だ信用できているわけではない。
信用する必要もないのかもしれないが…。
先ほど、洗車をしている時、私は自宅の前に駐車してある彼の車の写真を撮ろうしたが、携帯電話を2階で充電している事に気づいたので、彼の携帯を借りる事にした。
だが彼は一瞬だけ私に携帯を貸してくれたものの、【俺が撮ってやる】と言い私から携帯を取り上げた。
それから彼は何枚もの写真を撮り続け、私に携帯を渡す事を拒んでいたかのように見えた。
思い返してみれば、この2日間彼は携帯をずっと洋服のポケットの中にしまいこんでいた。
いつもなら、毎晩寝る前の充電を欠かさずにするのに。
それに昨晩は、彼の腕の内側の柔らかい肌の部分が好きな私が、そこにキスをしていると、彼は神経質そうに嫌がった。
【くすぐったい】とも言っていたが。
きっとキスマークを付けられるのを拒んでいるのだと思って、今朝は試しに首にキスをしてみた。
やはりまた逃げた。
【見える所は嫌だっていつも言ってるだろう】と。
私は自分が馬鹿馬鹿しく思えた。
そういう些細な反応をいちいち気にしてしまう。
以前との些細な違いにも気付きたくないのに、いつも簡単に気付いてしまう。
彼の気持ちが離れていない事は判っている。
だが彼はきっと遊びたい盛りなんだと思う。
いや、一生そうに違いない。
そして私は一生悩み続けるのかと思うと、また胸の奥が締め付けられるような苦しさに襲われる。
彼にもこの苦しみを感じさせてあげたい。
―慣れてしまえばいい事だ―
付き合い当初よりは慣れているだろう。
しかし、彼は外見からするとそんなにモテるとも思わないが誰にでも優しく接する事で相手を勘違いさせ、お互い意識するようになり、そういった不適切な関係が生まれる可能性は充分にあると感じる。
私は、これからも続く第2のブラックメールで様子を見るとしよう。
今度はヘマをしないように慎重に。
彼を陥れるのではなく、優しい気持ちで見守っていこう。
コメント