本当の笑顔の行方。
2004年2月29日彼が出張先から一時帰宅をした。
久しぶりに見る彼の顔は、少々やつれていた。
私もまた体重は減っていた。
『顔が細くなったな…』と彼が発した言葉は、私にではなく鏡に映る自分の顔に向かってのモノだった。
私の変化には気付かない。
気付いてくれない。
気にしてもらえない。
私は少々の寂しさを感じたが、思ったより平然としていられた。
些細な事から彼と言い合いになった。
私は昼間から酒漬けだった為、調子に乗って彼の言い分を負かせようとしたが、彼も負けずと屁理屈を言い続けた。
次第に面倒くさくなった私は、彼の屁理屈に頷く事にした。
だが、彼は止まらない。
その時私は精神障害を招じた。
頷く事さえ出来なくなっていた。
人の言葉を理解できなくなっていた。
他者から見ればそれは呆然としてように見えただろう。
違う。
私は、人の発する言葉を理解しようと必死だったのだ。
私は『私』を取り戻そうと2階の部屋へ行き一人になった。
その部屋で自分が何をしていたかはわからない。
気を取り直して酒を口にし、彼のいる1階のリビングへと下りて行った。
時計を見ると30分もの時が過ぎていた。
その後、彼とは自然と笑い話ができるようになっていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――
彼はいつも言う。
『酒をやめてくれ』
私はいつも酒をやめない。
私から酒を取ったら何が残るのだろう。
酒に依存して何が悪い。
仕事もしてるし家事もこなしている。
私が酒をやめたら、きっとこの世の中では笑えなくなってしまう。
私はいつも言う。
『私だけを見ていて』
彼はいつも私だけではない。
彼からオンナズキを取ったら最高にイイオトコだ。
私には勿体無いくらい。
でも彼はオンナが好き。
私だけでは足りない。
私が酒をやめたら、彼は私だけを見てくれる最高にイイオトコになってくれるのでしょうか。
私の本当の笑顔はいったいいつ見せられるのだろう。
久しぶりに見る彼の顔は、少々やつれていた。
私もまた体重は減っていた。
『顔が細くなったな…』と彼が発した言葉は、私にではなく鏡に映る自分の顔に向かってのモノだった。
私の変化には気付かない。
気付いてくれない。
気にしてもらえない。
私は少々の寂しさを感じたが、思ったより平然としていられた。
些細な事から彼と言い合いになった。
私は昼間から酒漬けだった為、調子に乗って彼の言い分を負かせようとしたが、彼も負けずと屁理屈を言い続けた。
次第に面倒くさくなった私は、彼の屁理屈に頷く事にした。
だが、彼は止まらない。
その時私は精神障害を招じた。
頷く事さえ出来なくなっていた。
人の言葉を理解できなくなっていた。
他者から見ればそれは呆然としてように見えただろう。
違う。
私は、人の発する言葉を理解しようと必死だったのだ。
私は『私』を取り戻そうと2階の部屋へ行き一人になった。
その部屋で自分が何をしていたかはわからない。
気を取り直して酒を口にし、彼のいる1階のリビングへと下りて行った。
時計を見ると30分もの時が過ぎていた。
その後、彼とは自然と笑い話ができるようになっていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――
彼はいつも言う。
『酒をやめてくれ』
私はいつも酒をやめない。
私から酒を取ったら何が残るのだろう。
酒に依存して何が悪い。
仕事もしてるし家事もこなしている。
私が酒をやめたら、きっとこの世の中では笑えなくなってしまう。
私はいつも言う。
『私だけを見ていて』
彼はいつも私だけではない。
彼からオンナズキを取ったら最高にイイオトコだ。
私には勿体無いくらい。
でも彼はオンナが好き。
私だけでは足りない。
私が酒をやめたら、彼は私だけを見てくれる最高にイイオトコになってくれるのでしょうか。
私の本当の笑顔はいったいいつ見せられるのだろう。
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