昨夜、夕食時前、院内のトイレでリスカしていた。
血液を流したまま、トイレを出ると皆が騒いだ。
私には、リストカットした記憶がない。
トイレの前で呆然と立ち尽くしていた。

その日、昔、私が「性関係なしのヒモ」になっていた男Nが、面会に来た。
私が呼んだわけではない。
副人格の『私』が呼んだのだ。
面会に来た彼Nを拒否しなかったのは、私の中に少しでも「ヒモ」というオイシイ時期の記憶があったからだったのではないかと思う。

男Nが、私の体に触れたのを覚えている。
私の尻に腰に手を廻した事を覚えている。
それからの記憶は途切れ途切れだ。

彼Nと一緒に過ごしたたった2時間は苦痛だったに違いない。
その後、酷い鬱に襲われて、私は病院から脱走を試みた。
ドライバーの替わりになるようなモノを探し、窓のネジを2本外したが、3本目はなかなか外れなかった。
次第に記憶が薄れていった。
そして、絶えられなくなった私は副人格に身を任す事になり、リストカットをしたのだろう。

私は、カミソリが残り2ツあるのは知っていたが、隠し場所までは知らなかった。
副人格の『私』でないとわからない。
副人格の『私』が隠しておいたのだから。

私自身に戻った。
発作が起きた。
手首はすぐに処置された。
そして薬もすぐに飲まされた。
看護士は「安定剤」だと言っていたが、それは「睡眠剤」だった。
私は、睡眠剤は絶対拒否していたから、看護士は嘘を言った。
それは違法ではないのか?

次第に眠くなり、眠ってしまった。

父が迎えに来てくれた。
睡眠剤を飲んでいても、パニック発作が治まらないので、急遽外泊許可を取り、実家に帰った。

明日は担当医に退院の相談をしに、父と病院に向かう。
私も父も入院している意味がないと悟ったからだ。

今、実家では過食嘔吐を繰り返している。
男性恐怖症で外出もままらない。
いつパニック発作が起こるかもわからない状態で、恐る恐る過ぎ行く時の中で息をしているだけだ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索