『私達』は、生きていくしか選択肢が残されていない。

生きなければならないと思うと苦痛でならない。
その他、生まれた時からハンデを背負っている事に、両親に対し憎悪がこみ上げてくる。
朝鮮国籍である事、両親共に働いていなかった事、朝鮮人の父親の虐待、日本人の母親の嘘の涙…
母は、私より兄の方が可愛がっていた。
今でもそうだ。
兄は勉強もできたし、スポーツも万能だった。
両親が喧嘩をしている時には、母を庇ったりもできる子供だった。
私は母に泣きながらよく言われた。
「海月は庇ってくれようともしない」って。
私は、ただ怖くて部屋の隅に隠れるようにして蹲っていた。

私には見た目の身体に障害はない。
だから誰もが『普通の人』として接してくれる。
だが、脳内神経には様々な障害がある。
それを両親と兄が認めてくれるのにはカナリの時間がかかった。
今では障害者扱いになってしまった。
うちの家族は極端なんだ。
車の免許を取ったにも関わらず、運転させてもらえない。
理由は「いつパニック発作が起こるかわからないから」だそうだ。
その他にも…考え出したら限が無い。

今日となってはもうどうでもいい事だ。
私は風俗店で働き、寮に住み、金を貯めるつもりだ。
貯まった金の使い道は、まず両親に世話になった分の金を返す。
それから資格を取りに行き、普通に就職する。
そして娘には、好きな習い事に通わせる。

風俗店を選んだ訳は、二つある。
一つ目は、もちろん金がいいからだ。
二つ目は、心を強くする為のリハビリだ。
嫌な仕事をして耐えられるようなら、私にはもう医者も薬も必要なくなるだろう。

生きる為。
そして、娘を私の二の舞にはさせない。

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