一日があっという間に過ぎていく。
記憶の途切れが激しい。

今夜はTOMOが泊まりに来ない。
淋しい。
彼ミツと二人っきりになるのは久しぶりだ。
緊張と不安が押し寄せる。
薬を飲んだ。

今夜、ミツに誘われるだろう。
最近はそんな気分になれない。
ミツは、TOMOが隣で本を読んでいるのに、布団の中で私のズボンを脱がし挿入してくる。
そして「ドキドキする?」と耳元で囁く。
キモチワルイ。
同時にTOMOに対しての罪悪感が芽生える。
私は、ドキドキしているのではなくて、嫌なのだ。
だがそんな事は言えない。
「うん」と頷く。
TOMOに向かって、「助けて」と叫びたくもなる。

だが違う。
私が好きで交際しているのは、ミツだ。
TOMOに好意は持っているが…
それは、ただ、『私のモノ』にしたいだけなんだ。
誰にも渡したくないんだ。

―――――――――――――――――――――――――――――

外科には行ってない。
先日、救急で運ばれた馴染みの外科。
そして馴染みの外科医。
彼はこう言った。
『もう縫う事ないよ。縫ったってまた切るんだろ。放っておけばいい。何度も何度も…意味がない。』
私は怒りを露にした。
口走った言葉は『私だって、切りたくて切ってるんじゃない!』
それから縫い終わった後、私は『H先生(精神科担当医)はいい人です。医者でもあなたとは違う。あなたには心がない。。。失礼します』と言い、病院を後にした。

外科医の言ってる事は合っているのかもしれない。
だが、H先生が馬鹿にされたような気がして、腹が立った。

外科医には関係ない。
金払ってるんだから、患者に言われた通り処置すればいいんだ。
もう、あの外科医には世話にならない事を決めた。
なんの不自由もなく高校・大学に通って・医者になって…
仕事は大変かもしれないが、そんな奴に私達の気持ちがわかってたまるか。

だから病院は嫌いだ。

私はH先生に出会えてよかった。

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