浮気。

2005年3月5日
私、TOMOと体の関係を持っていた。

TOMOは彼の友達で仕事仲間でもある。
去年の秋頃だったかな。
私が酔って、自傷行為して、なぜかTOMOに病院に連れてってもらった。
それで、車の中でセックスしたんだ。
愛のないセックスを。

私は、都合の悪い事はすぐに忘れてしまう。
覚えていない。
テレビとか夢で見たような一瞬の画像でしか思い出せない。
それは、妄想だとか勘違いしてしまいそうになる。

妄想であってほしかった。
だが、私はその事をずっと悔やみ続けていたんだ。

今年の1月。
浅い傷跡を残した。
『これで、もう罪は償われたんだ』
と、自分に言い聞かせた。
そして、その記憶を捨てられたかのように、次の日から思い出す事はなかった。

2月18日、別れる覚悟で彼に告白した。
彼は許してくれたそうだ。

3月3日、彼は「TOMOに訊いたけどTOMOは否定した」と言った。
私はその夜の記憶を失くした。
明け方、激痛が走り目を覚ました。
そこは病院のベッドの上で、私の手首にホッチキスのようなモノで激痛を与えている医者が見えた。

3月4日、彼に言われた。
「TOMOとの事、まだ気にしているみたいだな。
俺は海月を許したのに、お前は自分自身を許せてないんだな。」

そう。
私は許せていなかったんだ。
自分が憎いし、事実を認めないTOMOの事も憎い。
すべて心の奥底に眠らせておいただけだった。
その扉は、いつの間にか開かれ、それを受け入れられない『私』が『私』を傷付けた。

手が浮腫んでいる。
だが痛いのは手じゃない。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索