?愚痴。
2006年1月11日12/28〜1/6。
ずっと考えていた。
大した日にちじゃないが、短く感じた。
1/6(金)朝6:00。
当日になっても決断は下りなかった。
身支度を始めた。
階段を下りてトイレに行き、また階段を上った。
部屋に入る途中の廊下で、悪臭がした。
彼の父親の酒臭さと老人のような臭いだ。
その瞬間、なにもかも嫌になった。
布団に潜り込んで必死に寝ようとした。
このまま死ねればいいと思った。
死ねる筈もなく一刻一刻を時間は流れていった。
時計の針の音と水槽の中の水流の音が妙に耳障りで、体を起こした。
また支度を始めた。
ゆっくりゆっくり。
なぜか体はスローにしか動かない。
朝の時間は急いで過ぎ去ろうとする。
体が重い。
時間は8時を回っていた。
『もう駄目だ。遅刻だ。いや、まだ間に合う。でも体が重くて急げない。』
・・・・・・・・・・
急に可笑しくなった。
笑いが吹き出た。
私の笑い声で彼が目を覚ました。
「どうした?」
それも可笑しかった。
なにもかも可笑しかったみたいだ。
散々笑って、笑い疲れて彼の腕の中へ戻って眠りに付くことができた。
・それは私じゃない離人感。
・何事も最後まで成し遂げられない。
・毎日のように会社へ行くか迷っていた優柔不断。
・物事の善し悪しを自分で決めかねる。
・衝動的な金使い。
・焦燥感。
全部やめたい。
全部嫌。
何かしたいけど、何もできないし、何もしたくない。
仕事辞めた途端、彼の親も私の親も冷たくなるのは気のせいなのか。
私の被害妄想…わからない。
早く自分の城を持たなければ。
早く仕事を探さなければ。
早く普通に戻らなければ。
早く娘を引き取らなければ。
早く自分を取り戻さなければ。
…面倒だ。
でも焦燥感は辛い。
喉の奥が詰まっている。
胸が苦しい。
少し歩いただけで息が苦しい。
体は鉛のように重いし硬い。
早く普通に戻らないと、彼が何処かに行ってしまう。
何をしたらいいのかわからない。
考えすぎて混乱している。
考えても考えても答えは出ず、ただただループしているだけだ。
今日は、病院に行こうかと思った。
でも昨夜お風呂に入っていないし、化粧もしていないから無理だ。
先生に手紙を書いて、近い内に渡そうと思う。
なるべく簡潔に解りやすく…何を書こうか。
彼が「薬はもう飲まない方がいい・薬やめる時大変だったし、薬飲んでる時はトンデたっもんな」と言う。
だから薬はもう飲めないし、飲みたくない。
今以上に自分でいられなくなってしまう。
嫌い。
会社の人達は、みんなロボットだった。
あれは人間じゃない。
怖い。
具合が悪い事も気付けない上司、具合が悪くても仕事を押し付ける人、教えてもない事を知らないと今にも舌打ちしそうな態度で罵る人、知らない事を質問すると面倒くさそうにして更に上司に報告する人、上司に質問を投げかけると後から文句を言う社員、人を人だと思わないロボット・・・・
私は『出来ません』が言えなかった。
次第に『わかりません』も言えなくなっていた。
周りが雑談して笑っている側で、一人黙々と仕事をしていた。
それは自分の為だ。
残業が長引くのが嫌だったから集中して取り組んでいた。
周りは人に押し付けて帰る事ができるだろうが、私は下っ端だからそんな生意気な事はできなかった。
彼は言う。
「要領の悪い奴だな。社会に出たら要領良くなきゃやっていけない。それが普通なんだよ。」
ロボットが普通なんだ。
私も以前ロボットになろうと努力したけど、駄目だったよ。
すぐに馬鹿な生物に戻っちゃうんだ。
結局、変な薬を飲んだ。
痩せる薬だ。
何処か知らない国から個人輸入で購入する薬。
抗精神薬が入ってるとか入ってないとか。
私にはわからないしどうでもいい。
病院で処方されてるのも抗精神薬だから、同じだ。
食欲はすぐに失われた。
過食していた私にとっては良かった。
会社に入って4kg増えた体重も一気に落ちるだろう。
このまま増量していったら、彼に見捨てられてしまうから、中身はボロボロの雑巾みたいでも容姿はキチンをしなければと思う。
だから今回は、薬を飲んでいる事は彼にも誰にも内緒にしている。
短期の仕事を探そうと思う。
そして来月には引越しだ。
彼の親には、手切れ金を払いたいところだが、仕事を辞めてしまったのでそんな余裕はなくなってしまった。
また「時期が悪い」だとか「世話になっておいて」等と言われるのが目に見えている。
それでもいい。
離れたらもう聞こえない。
実家には、娘を引き取りに行ったらあまり関わらないようにする為に、車もその他の私物も全て引き上げようと思う。
彼の父親、ちょっとオカシイ。
「今まで育ててきた養育費を払え」って、彼に言っていた。
私、娘にそんな気持ちはこの先もずっと持たないだろうし、実家の親からもそんな言葉聞いたことないから驚いた。
まったく変な生き物だ。
理解不能。
彼の母親は、近頃すこし陰湿な感じがする。
彼がいない時には私を使うようになった。
彼がいると『とても優しい気配りのできる母親』だ。
今日はドアを一言もなく閉められた。
ストーブが部屋の外の廊下にしかないので、部屋は寒くなった。
彼の冬休み中は毎日のように洗濯をしていた。
いつもは洗濯が嫌いで溜めていて、私がしていたのに、それを拒んでいるかのようだった。
彼がお金を稼ぐようになったので、私に連れられて家を出て行く事が嫌なんだろうと思われる。
彼だけには「父と二人きりにしないで」とか「倒れたばかりで具合も良くならないし出て行かれては困る」とか愚痴をこぼしているらしいから。
きっと私だけに出て行ってほしいのだろう。
私の母親の中は、相変わらず被害妄想でいっぱいだ。
早く娘を引き取らないと、娘も私の二の舞になってしまう。
母は、金があればニコニコしていられるわけでもない。
金があっても、今度は兄や私の生活状況を父のせいにしては哀れんで泣いたりする。
金がなければ私や父を身勝手な我儘な子供に仕立て上げる。
どちらに転んでも、離れている兄だけは母にとって可愛いくて可哀そうな存在みたいだ。
先月、母には生活費としてとりあえず2万渡した。
その1週間後には3万渡した。
そして更に1週間後、電話がきて金をくれと言ってきた。
私のストレスのピーク時でもあり、その日は少し問い詰めてみた。
母の金の使い道は知っている。
孫(娘)と、ゲームセンターへ通うかファミリーレストランへ通っている。
それを少し責めてみた。
私はまだ会社に嫌々でも通っている状態で、そこで稼いだ金をいとも簡単に使ってしまう事が己の衝動的な金使いは蚊帳の外で腹立たしかったのだ。
だが、その怒りはすぐに治まった。
母が逆上しだしたからだ。
私だってストレス溜まるんだって感じで始まった。
それからの母の言い分は聞こえていない。
ヒステリックな母の声は、もう私には届かない。
その後の記憶はない。
父とは全く会っていないが、娘や母から話を聞いている。
平日は朝10時〜夜11まで仕事をして、毎日酒を飲んで帰るそうだ。
週末は朝からギャンブルをして夜6時から仕事に出て、また飲んで帰るそうだ。
母の愚痴は「飲む金があったら生活費をもっと出せ」という決まり文句だ。
私としては、父の体が心配だ。
二十代の私でさえもう肝臓が弱くなりほとんど酒を飲めない体になってしまったのに、父は大丈夫なのだろうか。
父は、前の月に借りた1万と娘の生活費としてプラス1万渡しただけ…
ずっと考えていた。
大した日にちじゃないが、短く感じた。
1/6(金)朝6:00。
当日になっても決断は下りなかった。
身支度を始めた。
階段を下りてトイレに行き、また階段を上った。
部屋に入る途中の廊下で、悪臭がした。
彼の父親の酒臭さと老人のような臭いだ。
その瞬間、なにもかも嫌になった。
布団に潜り込んで必死に寝ようとした。
このまま死ねればいいと思った。
死ねる筈もなく一刻一刻を時間は流れていった。
時計の針の音と水槽の中の水流の音が妙に耳障りで、体を起こした。
また支度を始めた。
ゆっくりゆっくり。
なぜか体はスローにしか動かない。
朝の時間は急いで過ぎ去ろうとする。
体が重い。
時間は8時を回っていた。
『もう駄目だ。遅刻だ。いや、まだ間に合う。でも体が重くて急げない。』
・・・・・・・・・・
急に可笑しくなった。
笑いが吹き出た。
私の笑い声で彼が目を覚ました。
「どうした?」
それも可笑しかった。
なにもかも可笑しかったみたいだ。
散々笑って、笑い疲れて彼の腕の中へ戻って眠りに付くことができた。
・それは私じゃない離人感。
・何事も最後まで成し遂げられない。
・毎日のように会社へ行くか迷っていた優柔不断。
・物事の善し悪しを自分で決めかねる。
・衝動的な金使い。
・焦燥感。
全部やめたい。
全部嫌。
何かしたいけど、何もできないし、何もしたくない。
仕事辞めた途端、彼の親も私の親も冷たくなるのは気のせいなのか。
私の被害妄想…わからない。
早く自分の城を持たなければ。
早く仕事を探さなければ。
早く普通に戻らなければ。
早く娘を引き取らなければ。
早く自分を取り戻さなければ。
…面倒だ。
でも焦燥感は辛い。
喉の奥が詰まっている。
胸が苦しい。
少し歩いただけで息が苦しい。
体は鉛のように重いし硬い。
早く普通に戻らないと、彼が何処かに行ってしまう。
何をしたらいいのかわからない。
考えすぎて混乱している。
考えても考えても答えは出ず、ただただループしているだけだ。
今日は、病院に行こうかと思った。
でも昨夜お風呂に入っていないし、化粧もしていないから無理だ。
先生に手紙を書いて、近い内に渡そうと思う。
なるべく簡潔に解りやすく…何を書こうか。
彼が「薬はもう飲まない方がいい・薬やめる時大変だったし、薬飲んでる時はトンデたっもんな」と言う。
だから薬はもう飲めないし、飲みたくない。
今以上に自分でいられなくなってしまう。
嫌い。
会社の人達は、みんなロボットだった。
あれは人間じゃない。
怖い。
具合が悪い事も気付けない上司、具合が悪くても仕事を押し付ける人、教えてもない事を知らないと今にも舌打ちしそうな態度で罵る人、知らない事を質問すると面倒くさそうにして更に上司に報告する人、上司に質問を投げかけると後から文句を言う社員、人を人だと思わないロボット・・・・
私は『出来ません』が言えなかった。
次第に『わかりません』も言えなくなっていた。
周りが雑談して笑っている側で、一人黙々と仕事をしていた。
それは自分の為だ。
残業が長引くのが嫌だったから集中して取り組んでいた。
周りは人に押し付けて帰る事ができるだろうが、私は下っ端だからそんな生意気な事はできなかった。
彼は言う。
「要領の悪い奴だな。社会に出たら要領良くなきゃやっていけない。それが普通なんだよ。」
ロボットが普通なんだ。
私も以前ロボットになろうと努力したけど、駄目だったよ。
すぐに馬鹿な生物に戻っちゃうんだ。
結局、変な薬を飲んだ。
痩せる薬だ。
何処か知らない国から個人輸入で購入する薬。
抗精神薬が入ってるとか入ってないとか。
私にはわからないしどうでもいい。
病院で処方されてるのも抗精神薬だから、同じだ。
食欲はすぐに失われた。
過食していた私にとっては良かった。
会社に入って4kg増えた体重も一気に落ちるだろう。
このまま増量していったら、彼に見捨てられてしまうから、中身はボロボロの雑巾みたいでも容姿はキチンをしなければと思う。
だから今回は、薬を飲んでいる事は彼にも誰にも内緒にしている。
短期の仕事を探そうと思う。
そして来月には引越しだ。
彼の親には、手切れ金を払いたいところだが、仕事を辞めてしまったのでそんな余裕はなくなってしまった。
また「時期が悪い」だとか「世話になっておいて」等と言われるのが目に見えている。
それでもいい。
離れたらもう聞こえない。
実家には、娘を引き取りに行ったらあまり関わらないようにする為に、車もその他の私物も全て引き上げようと思う。
彼の父親、ちょっとオカシイ。
「今まで育ててきた養育費を払え」って、彼に言っていた。
私、娘にそんな気持ちはこの先もずっと持たないだろうし、実家の親からもそんな言葉聞いたことないから驚いた。
まったく変な生き物だ。
理解不能。
彼の母親は、近頃すこし陰湿な感じがする。
彼がいない時には私を使うようになった。
彼がいると『とても優しい気配りのできる母親』だ。
今日はドアを一言もなく閉められた。
ストーブが部屋の外の廊下にしかないので、部屋は寒くなった。
彼の冬休み中は毎日のように洗濯をしていた。
いつもは洗濯が嫌いで溜めていて、私がしていたのに、それを拒んでいるかのようだった。
彼がお金を稼ぐようになったので、私に連れられて家を出て行く事が嫌なんだろうと思われる。
彼だけには「父と二人きりにしないで」とか「倒れたばかりで具合も良くならないし出て行かれては困る」とか愚痴をこぼしているらしいから。
きっと私だけに出て行ってほしいのだろう。
私の母親の中は、相変わらず被害妄想でいっぱいだ。
早く娘を引き取らないと、娘も私の二の舞になってしまう。
母は、金があればニコニコしていられるわけでもない。
金があっても、今度は兄や私の生活状況を父のせいにしては哀れんで泣いたりする。
金がなければ私や父を身勝手な我儘な子供に仕立て上げる。
どちらに転んでも、離れている兄だけは母にとって可愛いくて可哀そうな存在みたいだ。
先月、母には生活費としてとりあえず2万渡した。
その1週間後には3万渡した。
そして更に1週間後、電話がきて金をくれと言ってきた。
私のストレスのピーク時でもあり、その日は少し問い詰めてみた。
母の金の使い道は知っている。
孫(娘)と、ゲームセンターへ通うかファミリーレストランへ通っている。
それを少し責めてみた。
私はまだ会社に嫌々でも通っている状態で、そこで稼いだ金をいとも簡単に使ってしまう事が己の衝動的な金使いは蚊帳の外で腹立たしかったのだ。
だが、その怒りはすぐに治まった。
母が逆上しだしたからだ。
私だってストレス溜まるんだって感じで始まった。
それからの母の言い分は聞こえていない。
ヒステリックな母の声は、もう私には届かない。
その後の記憶はない。
父とは全く会っていないが、娘や母から話を聞いている。
平日は朝10時〜夜11まで仕事をして、毎日酒を飲んで帰るそうだ。
週末は朝からギャンブルをして夜6時から仕事に出て、また飲んで帰るそうだ。
母の愚痴は「飲む金があったら生活費をもっと出せ」という決まり文句だ。
私としては、父の体が心配だ。
二十代の私でさえもう肝臓が弱くなりほとんど酒を飲めない体になってしまったのに、父は大丈夫なのだろうか。
父は、前の月に借りた1万と娘の生活費としてプラス1万渡しただけ…
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