脳。

2007年12月10日
近頃、アルコールを常飲するようになっていた。
アルコール依存症は治るモノではないと聞いている。
身をもって痛感させられた。

アルコールの入った私は、普段よりも数十倍も明るく穏やかで気立てのいい性格になる。
しかし家族が就寝してしまうと途端に孤独感に襲われ消えたい衝動に駆られる。
そういった時は、心の傷を癒すように暴食して寝床につけば、大抵は少しの後悔とまた少しの安心感を抱いて眠ることができる。

飲酒した次の日は、昼間から体の怠さ、口の渇き、舌に異物の付着感、嫌悪感などを感じる。
そして頭の回転は物凄く遅い。
私が嫌悪感を抱いているところへ、上の娘や両親があれこれ話をかけてくると、そこには第二の【私】が出現してしまう。
【私】は、頭の中だけでどうしょうもない悪態をついている。
私はそれがとても耐えがたく、何よりもストレスに感じるのだ。

それは周りの誰のせいでもなく、私自身のせいなんだ。

先日、彼の実家の両親と外食をした。
2週間ぶりの再会で、私は緊張と人見知りを隠したくてアルコール飲料を注文し飲んだ。
それは、その場の私なりの防御策であり、なにも楽しみたくて飲酒したわけではない。
他人に会って、会話を弾ますことのできない自分は、他人には迷惑だろうし、私自身にとっては格好が付かない。
「いい大人が会話もできない」なんて思われたくない。
思ってないかもしれない…
それは被害妄想かもしれない…

アルコールを常飲し始めた今では、的外れなことばかりが頭を過ぎる。

確かに…脳を麻痺させて何が楽しいのだろう。

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